「通信制高校って、ふつうの高校と何がちがうの?」
そんな疑問に、むずかしい言葉を使わずにお答えします。はじめて調べる人でも読めるよう、ポイントだけを分かりやすくまとめました。
通信制高校ってなに?
- 高校卒業資格(高卒)をめざす学校です。
- 学校に通う日数は少なめ。ふだんは自宅や学習室で学びます。
- レポート(課題)提出・スクーリング(登校日)・テストで単位を取り、合計74単位以上で卒業できます。
- 先生とは、登校日やオンラインでやり取りします。
どんな学び方をするの?
- レポート学習:教科ごとに課題に取り組み、提出します。
- スクーリング:学校やサテライト校に登校して、授業や実習を受けます。回数は学校によってちがいます。
- テスト:学期末や年度末に実施。単位認定のために受けます。
- サポート:わからない所は、面談・チャット・オンライン面談で質問できます。
通信制が向いているのはこんな人
- 自分のペースで学びたい
- 部活やアルバイト、習い事、eスポーツ・クリエイティブ活動もがんばりたい
- 人が多い場所が苦手/体調の波がある
- 登校日が少ない学校を選びたい
- もう一度、高卒資格を目指したい(再入学や転校)
全日制とのちがい(かんたん比較)
項目 | 通信制高校 | 全日制高校 |
---|---|---|
学び方 | レポート中心+登校日 | 毎日登校して授業 |
通学日数 | 月数回〜年数回など(学校により差) | 週5日が基本 |
時間割 | 自分のペースで計画 | 学校の時間割にそって学習 |
先生とのやり取り | 登校日・面談・オンライン | 授業で毎日 |
友人関係 | 小規模・同じ悩みの仲間が見つかりやすい | クラス中心で人数多め |
活動との両立 | しやすい(時間調整が楽) | 放課後中心で両立に工夫が必要 |
どちらが“よい・わるい”ではなく、「自分に合うかどうか」が大事です。
1日のイメージ(例)
- 午前:自宅で英語のレポート
- 午後:オンライン面談で質問
- 夕方:登校日がある週はスクーリングへ
- 夜:趣味・部活・アルバイト・eスポーツ練習 など
学費について(ざっくり)
- 必要なのは:授業料(単位数ぶん)、教材費、スクーリングの交通費など
- 就学支援金:世帯の収入により、授業料の一部が国から支援される制度があります。
- 具体的な金額は学校によってちがうので、必ず「学費ページ」と「説明会」で確認しましょう。
入学・転入・編入の流れ(基本)
- 資料請求・学校見学・個別相談
- 出願(書類提出/面談など)
- 合格後、学費手続き
- 学習スタート(オリエンテーション→レポート→スクーリング→テスト)
転入・編入は、受け入れ時期や必要書類が学校ごとにちがいます。早めに相談しましょう。
よくある不安と答え
Q1. 勉強が続くか心配。
A. 週ごとの学習計画を先生といっしょに作ると続けやすいです。小さな目標をクリアしていきましょう。
Q2. 友だちはできる?
A. 登校日・イベント・オンライン交流で出会えます。同じ目標の仲間とつながりやすい環境です。
Q3. 卒業後の進路は?
A. 大学・専門学校・就職など、全日制と同じように目指せます。ポートフォリオや面接対策のサポートがある学校も多いです。
Q4. スクーリングが不安。
A. 回数や場所は学校ごとに選べます。負担が少ない設定の学校もあります。
Q5. 家で集中できない。
A. 学習室やコワーキング、図書館の活用がおすすめ。タイマー学習や「朝だけ30分」など、短時間から始めましょう。
学校えらびのチェックポイント(5つだけ)
- スクーリング回数・場所は合っている?
- サポート方法(面談・オンライン・カウンセリング)はわかりやすい?
- 学びたい分野(例:eスポーツ・デザイン・動画編集など)はある?
- 学費と支援制度が自分に合う?
- 説明会や体験で、先生・雰囲気が自分にフィットした?
まとめ
通信制高校は、「自分のペースで、高卒資格をめざす」ためのもう一つの道です。
大切なのは、自分に合うスタイルかどうか。気になる学校があれば、まずは資料請求→個別相談→見学の順で、実際のサポートや登校の様子を見てみましょう。小さな一歩からで大丈夫です。
RISE高等学院は、オンライン個別相談会を実施しています。お気軽にお問い合わせください。
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